2017年6月1日木曜日

富士接近

   富士近接

木の緑
みなどす黝く
青空は洞穴のやうに暗い。
富士は鬱然として望遠レンズの中にある。


「富士」=写真、wiki=は、日本を代表する成層火山で、最高点の標高は3776m。富士山は活火山の中でもマグマの噴出率が特に高く、通常は玄武岩質の溶岩流やスコリア(黒っぽい砕屑物)を噴出しますが、火砕流や岩屑なだれも出します。

864年の貞観の噴火は、北西山腹から溶岩を流して青木ケ原を形成。1707年には、宝永地震の1カ月半後に宝永の噴火が起きて南東の中腹に火口を造り、山の東側に大量のスコリアや火山灰を降らせました。影響は江戸まで及んでいます。

古代から信仰の対象で、立山(富山県)、白山(石川県・岐阜県)と並んで日本三霊山に挙げられています。江戸時代には、富士講(霊山信仰の一派)が組織され、集団での参詣登山は庶民の人気となりました。また、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」をはじめ、芸術家たちの心をとらえ、絵画や歌などの題材にもなっています。

2013年には、「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」として世界文化遺産に登録されました。当初は距離の遠さを理由に登録から除外されていた「三保松原」も、政府と地元が一体となったロビー活動など稔って、構成資産に含まれました。

*長谷川龍生は「草野心平は富士山を華々しい精神としてとらえた。しかし小野十三郎は精神と物質の両面から富士山をとらえているのだ」と述べている。《安》

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