2017年6月24日土曜日

かもめ

   かもめ

夕暮。
橋の上から私は見た。
今日はなんという悲しい満ち潮だろう。
木片や汚物を一ぱいうかべて街の方へ逆流する川の水。
川すじを匐つて田園までさまよう灰色の大きなかもめたち。
海は嘔吐(もど)していた。


「かもめ」=写真、wiki=は、体がいくらか大きく、嘴が太く、足が長くて、翼が広めで長いカモメ亜科と、嘴も体も翼も細く、軽いアジサシ亜科とに分けられます。カモメ亜科の仲間は世界各地に広く分布し、おもに沿岸域に生息する全長25~75センチメートルほどの中形の鳥で、海岸線で打ち上げられた動物の死体を食べ、海上に出て魚類をとらえます。内陸で小哺乳類や昆虫類なども捕食します。他種だけでなく、同種の卵や雛を略奪して食べるなど多種多様なものを餌にしています。

飛翔力も高くて地上を歩くことも巧みですが、潜水することはできません。周年群れて生活し、沿岸の島や海岸砂丘、丘陵で集団営巣しますが、崖の棚や、内陸湿地の草の上、樹上に営巣することもあるそうです。2~3卵を産み、雛の養育で餌は、地上に吐き出してから与えます。非繁殖期にも海岸に群れ、採餌のときも、ねぐらをとるときも群れます。

「満ち潮」(high water)は、海面が上がりきった状態のこと。満潮や干潮は1日2回ずつ現れるのが通例で、その時刻は毎日平均約50分ずつ遅れます。ある地点での1日の干満は普通2回あって、満潮から満潮までの時間は平均すると12時間25分となるそうです。

主に月や太陽の引力の作用によるっと考えられています。特に、月の作用による太陰潮の影響が大きく、新月か満月のころ太陰潮と太陽潮が重なりあって大潮となり、上弦か下弦のころ小潮となります。

「匐」は、は(う)、あるいは、はらば(う)。

「海は嘔吐していた」という一行は印象的です。

*新しい荒廃にむきあって身がまえている小野の精神の緊張がうかがわれる。《安》

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